2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『謎003』

恩田陸セレクトによるアンソロジー。解説で、これがおもしろかった人はこれを、とおすすめしてくれるのが楽しい。読みたい本が増えます。恩田陸選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎003 (講談社文庫)作者: 佐野洋,仁木悦子,戸川昌子,天藤真,高橋克彦,馬場…

『凶宅』三津田信三

投げっぱなしかよ!と思う部分もありつつ、こちらはおもしろかった。百々山が出てくるしねー。凶宅 (光文社文庫)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/09/09メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (25件) を見る

『十三の呪』三津田信三

シリーズ1作目だし、今後に期待かなあ、という出来。主人公のキャラがいまいち立ってないと思うんですけど。十三の呪 死相学探偵1 (角川ホラー文庫)作者: 三津田信三出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2008/06/25メディア: 文庫 クリック: 6回この…

『246』沢木耕太郎

夏に深夜特急を全部読んで、沢木耕太郎読まず嫌いを克服した。大好きになったわけではないが、わしは沢木耕太郎も読むぜよ、とちょっと大人気分。大人なのかそれは。246作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2007/04/07メディア:…

『ハッピーエンドにさよならを』歌野晶午

期待を裏切らない後味の悪さを連発してくださっていて、たいへんうれしい。ハッピーエンドにさよならを作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (63件) を見る

『遠海事件』詠坂雄二

意外なほどおもしろかった。スルーしていた『リロ・グラ・シスタ』も読んでみよう。遠海事件作者: 詠坂雄二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/07/18メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (31件) を見る

『きのうの世界』恩田陸

恩田陸の集大成、と言われればそうなんだろうな、と納得するし、十分に楽しんで読んだのですが、今までの恩田陸的な要素を足して足して足して、ただ足しただけ、という感じは否めない。それもまた恩田陸っぽさかもしれないけどね。きのうの世界作者: 恩田陸…

『Rのつく月には気をつけよう』石持浅海

そしてお酒と食べ物の出てくる話に滅法弱い当方であります。Rのつく月には気をつけよう作者: 石持浅海出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (83件) を見る

『人柱はミイラと出会う』石持浅海

今年いちばんのイヤミスと評判の『耳をふさいで夜を走る』を読んだらなぜか石持浅海に対する苦手意識が克服されました。読める!読めるよ!人柱はミイラと出会う作者: 石持浅海出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/05/01メディア: 単行本 クリック: 26回こ…

『クローバー』島本理生

しかし島本理生は恋愛小説しか書かないのでしょうか。クローバー作者: 島本理生出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (102件) を見る

『<盗作>の文学史』栗原裕一郎

労作。ほとんど最近のものくらいしか知らなかったのだけれど(ちょっと前に短歌の本を読んだので、寺山修司のことは知ってた)、おもしろく読みました。〈盗作〉の文学史作者: 栗原裕一郎出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/07/01メディア: 単行本購入: 12…

『桜庭一樹 物語る少女と野獣』

直木賞授賞式での挨拶に感動した。桜庭一樹 ~物語る少女と野獣~作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (35件) を見る

『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂

第16回ファンタジーノベル大賞を受賞した作品がついに文庫化!なぜか角川から!というのはまあ大人の事情があるんでしょうが、何はともあれ文庫になって、入手しやすくなったのは素晴らしい。しかし表紙はハードカバー版のほうが好きです。帯には森見登美彦。…

『木曜日だった男』G・K・チェスタトン

何をどう読むのが正解なのかがよくわからんのですが、自分はスラップスティックなコメディとして楽しみました。タイトルの訳が秀逸。木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)作者: チェスタトン,南條竹則出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/05/13…

『名作はいつもアイマイ』西川美和編著

映画版のみならず小説版も三島由紀夫賞にノミネートされるなど注目の高かった『ゆれる』の西川美和が、10の名作を相手にレビューを書いた連載をまとめた1冊。短い小説やエッセイなら本編まるのまま、長編などは抜粋が一緒に収録されているので、レビューを読…