2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月に読んだ本。

『生まれる森』島本理生 『どきどきフェノメノン』森博嗣 『家守綺譚』梨木香歩 『GOSICK Ⅲ』桜庭一樹 『推定少女』桜庭一樹 『GOSICK Ⅱ』桜庭一樹 『GOSICK』桜庭一樹 『四畳半神話大系』森見登美彦 『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩 『絶望系 閉じられ…

『生まれる森』島本理生

読みました。全体的に吉本ばなな初期を思わせる。言葉づかい、設定、人物造形、話の流れ、とか。わりと好感触なんだけど、一方で物足りなさも残るのは、そのへんが原因かなあ。機会があれば別の作品も読みます。生まれる森作者: 島本理生出版社/メーカー: 講…

『どきどきフェノメノン』森博嗣

読みました。やべー、うっかり泣いちゃったよ。こんな本で泣いてるオレの頭がどうかしてる。こんな本つっても別に悪い小説なわけではなくてですね、S&Mシリーズから殺人事件を抜いたような恋愛小説(恋愛小説だって!!)なんですが、理系の研究室を舞台に繰…

「シンクロナイズド坂」深堀骨(SFマガジン5月号所収)

深堀骨はつたいけーん。ずっと気になっていたのですが。こんな変な話を書く人なんだ。猥雑さと味のある文体が楽しいです。おもしろかった。これは『アマチャ・ズルチャ』も読まなきゃな。

『家守綺譚』梨木香歩

読みました。先日読んだ『村田エフェンディ滞土録』と対になっているような。村田さんも話に出てきますし。あちらがトルコのお話なら、こちらは同時期の日本のお話。地名からすると滋賀なのかな。静かな文体で日常の怪異がつづられていて、全体として何が起…

キャプテンストライダム@渋谷クラブクアトロ

行ってきた。楽しかった。ネオンサインが何たらいう歌詞の新曲がとても良い感じでした。ドラムの人の笑顔につられて口半開きで見てたらよだれがたれそうになりました。アンコールでは今朝できたという新曲も披露されてそれもとても良い感じでした。満足満足。

『GOSICK Ⅲ』桜庭一樹

読みました。いやー、これはこれなのかもしんないけど特に言うこともないなー。ミステリとしてはしょぼしょぼだし、ラブのほうもほとんど進展がないし、うーん。このシリーズ、最初の3作くらいは安楽椅子探偵ものにして、それからヴィクトリカを外出させたほ…

『推定少女』桜庭一樹

読みました。読みながら、ああ自分はもう15歳じゃないんだなあ、とかそういう当たり前のことを思ってた。雑といえばすごく雑な小説なんだけど、その雑ささえも含めて15歳、というような微妙に文句が言いにくい雰囲気を醸し出しています。推定少女 (ファミ通…

『愛がなくても喰ってゆけます。』よしながふみ

基本的に食い物漫画とか食い物エッセイとか食い物小説とか好きです。しかし、これは一段上。ごはんがうまそうなだけではなく、漫画としてもうまくて、普通に続きが読みたいです。出てくるお店にも行ってみたいけど、荻窪とか阿佐ヶ谷とかが多くてちょっと心…

ラーメンズ第15回公演『アリス』

観てきましたよ!!(鼻息荒く ものすごく期待して観に行ったのですが、期待分を大きく超える出来でめちゃめちゃ楽しかったです。特に小林さんはキレキレ。実にはつらつと楽しそうにやってました。バニー部大好きですよ。あー、ほんとうに楽しかったなあ。

『GOSICK Ⅱ』桜庭一樹

読みました。レーベルがレーベルなのであまり陰惨な描写がないのが残念というかなんというか期待していたわけではないんだけどヨーロッパの山奥の途絶された村というとそれなりにエグいことが起こるんじゃないかなと思うわけで……。話としては富士見ミステリ…

『GOSICK』桜庭一樹

読みました。読むまで、しずるさんみたいな女の子と女の子の甘酸っぱい空間が繰り広げられるんだと思ってたら……、あれは男の子なんですね……。いや別にいいんだけど。謎は小粒ですぐわかっちゃいますが、物語としてわりとすんなり読めるのでまあいいかな、と…

『四畳半神話大系』森見登美彦

読みました。『太陽の塔』と変わらず、モテの極北をひた走る京都の大学生の話。でもちょっとだけさわやか。文体が楽しくて好きです。四畳半神話大系作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 1,270回…

『プーねこ』北道正幸

こ れ は ! ! あざとさとシュールさがまじっていて身悶えせんばかりにかわいい。猫が。猫が。プ~ねこ (アフタヌーンKC)作者: 北道正幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/01/21メディア: コミック購入: 8人 クリック: 207回この商品を含むブログ (203件)…

『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩

読みました。19世紀末、トルコに留学した村田の視点から描かれた物語。単なる留学記かと思って読みすすめていたら、ゆるゆると怪異が入り込み、さらに抗いようのない世界情勢まで関わってきて、しかしそれでもどこかひんやりとした静かな印象は変わらず。じ…

ヘリオテロリズム Vol.2

どのカテゴリに入れたらいいかわかんなかったのでとりあえず。同人誌ってカテゴリつくっても年に2回くらいしか使わなさそうだしな。ヘリオテロリズムについてはこちらを参照のこと。というわけで読みました。 「MESSAGE」三澤未来 日常の謎系。悪くはないん…

『絶望系 閉じられた世界』谷川流

読みました。ちょっと期待しすぎたかな。何と言うか、18禁要素ありの同人ゲームのノベライズを読んでいる感じがして、どうにもこうにも……。言葉が上滑りしててうまく入ってこないので、読んでも、ふーん、で終わってしまう。もうちょっとSFっぽいものを予想…

『絶望系 閉じられた世界』谷川流 新潮 2005年5月号 谷川流の新刊はタイトルからしてやる気満々ですね。新潮は村上春樹の連載が始まってからは毎月買ってるんだけど、今月は舞城も載っててお買い得。

『SAW』

DVD

観ました。いやいやいや、これは十分に痛いしグロいよ。そういうのすごーく苦手なんであわあわしながら観ました。全編密室劇かと思ったらそうじゃないんですね。うーん、オチは予想の範囲内だったけど、緊張感を持続させる話のつくり方が結構うまくて感心。…

『終戦のローレライ 4』福井晴敏

読みました。長かった、長かったよママン……。とにかく無駄に長いのですよね。おもしろいし泣けるんだけど、長さのわりにパウラと折笠のつながりが全然伝わってこないのは問題だよな。そのせいで終章がすごい蛇足に見える。明らかに艦長とか掌砲長のが思い入…

『読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド』北上次郎/大森望

読みました。あとがきがいちばんおもしろいねえ。傑作です(歪)、ていうのと、こんなのいいよ、ていうの。いくつか読みたいのがあったのでそれは収穫。結構読み残してるのが多いなあ……。ガイドとしても読み物としてもおもしろいですよ。読むのが怖い! 2000…

『ロング・エンゲージメント』

観ました。他にも何本か観たいものはあったんですが、MYSCONの洋画企画で紹介されていたためこれにしてみました。オチは見えているストーリーなので、そこにたどりつくまでがキモなわけですが、うーん、すいません、フランス人の顔の見分けがつけにくくて、…

『終戦のローレライ 3』福井晴敏

読みました。あー、そういう方向にいくのかー。まだ3巻までしか読んでいませんが、起承転結のお手本のような分け方だと思いました。終戦のローレライ(3) (講談社文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/02/15メディア: 文庫購入: 1人 クリ…

雑誌が溜まっていく。

積読はまだいいが、未読雑誌を溜めるのはものすごい罪悪感がある。雑誌カテゴリをつくって感想を書くようにすれば何とかなるかもしれない。どうせ全部は読まないんだし、ある程度目を通したら雑感を書くという形で。 あー、部屋にある読んでないもの全部持っ…

ユリイカ 2005年4月号

特集のブログ作法を読むために買いました。全体をざっと眺めたのち読んだのは、「激突!はてな頂上作戦」「ミクシィは「出会い系」か?」「ブロガーがネットを発見する」。これはこうにびょうのすくつですか?という感想。全体的な雰囲気が浮き足立っていて…

思い出せない。

横幅を固定する方法が。諦める。

変えました。

サイドバーつけるなんて見損なった、みたいなことを言われたので。まあ別に使ってなかったしあってもなくてもどうでもいいんですけど。見た目どおりのやる気のなさで今後もだらだらやりますよ。

『DEATH NOTE 6』小畑健/大場つぐみ 『読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド』北上次郎/大森望 ユリイカ4月号 真ん中のはねえ、どっちも微妙に信用ならねえ……、とか思いつつ買ってしまいました。

『終戦のローレライ 2』福井晴敏

読みました。熱い。ここまでで半分もいってないのか。あと何の話があるんだろ。終戦のローレライ(2) (講談社文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/01/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (157件) を見る

MYSCON

行ってきた。今年も熱かった。 スタッフの皆様、ほんとうにお疲れ様でした。