2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『赤い竪琴』津原泰水

読みました。あの、連載も追ってなかったし、どんな小説なのか全然前知識なしに読んだんですけど。東南アジアのちょっとゲテモノ入った料理食べさせられると思っていたら、出てきたのは上品なスウィーツだった、って感じでしょうか……。何だこのロマンチック…

1月に読んだ本。

『赤い竪琴』津原泰水 『無情の世界』阿部和重 『光の帝国 常野物語』恩田陸 『ピピネラ』松尾由美 『みんな元気。』舞城王太郎 『乱視読者の冒険』若島正 『インディヴィジュアル・プロジェクション』阿部和重 『ミナミノミナミノ』秋山瑞人 『ニッポニアニ…

『スクール・オブ・ロック』

DVD

観ました。ジャック・ブラック最高。あとベースの女の子かわええ。スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン発売日: 2004/09/17メディア: DVD購入: 1人 ク…

『ドッグヴィルの告白』

DVD

『ドッグヴィル』のメイキングというか何というか。監督の鬱に振り回され混乱させられる出演者たち。まあ不条理な世界であり不条理な物語であるわけだから、それくらいは当然かも。製作中の混乱した言葉ではなく、終わった後の話を聞きたかった気もするなあ…

お知らせ。

2月3日は18時から19時の間に三省堂に適当に集まって適当にごはん食べに行くので、特にメールとかはしません。よろしく。今のところ、僕含めて6人かな(進井さん抜きで)。あ、連絡先がわからない方いらっしゃったらその旨言っていただければ。 攻殻機動隊の…

『遅死10.10』Syrup16g

あの日は寒かった。「Inside Out」と「I・N・M」が入ってりゃ100点あげたんだけどな。「落堕」はやっぱりかっこいいので見ていて楽しいです。寝不足だって言ってんのー。キタダマキがちょうクールです。遅死10.10 [DVD]アーティスト: Syrup 16g出版社/メーカ…

サイン会

津原泰水サイン会の整理券もらってきました。19時頃には終わるみたいなので、そのあと一緒にごはん食べてくれる人募集ー。2月3日の木曜日、場所は三省堂神田本店周辺で。

心、銀河、宇宙。

100sすげえー。ようやく手に入れた『OZ』聞いてます。16歳のときから、中村一義はずっとずっと僕のスターであり天才です。もちろん『遅死10.10』も買いましたがこちらは明日の夜ゆっくり見る予定です。

『無情の世界』阿部和重

読みました。「無情の世界」は厨な高校生の厨っぷりが明らかにされる最後で思わず笑ってしまったし、「鏖」は物語がゴロゴロ転がっていくのが楽しかったし、でも何故か小学生が語り手に設定されている「トライアングルズ」が気になってしょうがない。どこも…

『光の帝国 常野物語』恩田陸

何回読んでも泣けるなあ。以前読んだときも表題作である「光の帝国」で泣いた記憶はあったのですが、最初の「大きな引き出し」からもう。泣きのツボというのは人それぞれですが、どうも自分は、弱いものが何かを乗り越えようとする、という話に非常に弱いみ…

とりはだ。

レポートに飽きたのでiTunesでプレイリストを作って遊んでいました。Syrup16gの「I・N・M」からくるりの「ハイウェイ」の流れが自分的に神っぽいです。

『ピピネラ』松尾由美

読みました。いなくなった夫とそれを探す妻の話。とはいえ全然サスペンスな感じはない。別の誰かについて語っていることでも、意外にその人本人をあらわしているものだ、というくだりにはふむふむと思いました。悪口は言わないようにしよう、などと見当違い…

『乱視読者の冒険』若島正

読みました。趣味がほとんどかぶっていないので、ブックガイドとしてはあまり参考にできない感じ。しかし、とにかく楽しそうに本を読む人だなあ。時としてそれが上滑りしているようなところもありますが。積みっぱなしの『ロリータ』でも読もうかな。乱視読…

『みんな元気。』舞城王太郎

読みました。ごめんついていけなかった。読んでいてすごく疎外感というか、自分が読者として対象とされてない感じを受ける。理由もなしに愛とか言われても無理。世界はひどく不合理だけど受け入れるしかない、っていうのはわかるけど、それをゴロゴロとその…

近視読者。

今日は学校行ったけど休講だったんで、図書館で調べものして帰ってきました。これから昼寝してレポート書いて本読んでおでん食べて勉強して寝る予定。あくまで予定。図書館に若島正の『乱視読者の冒険』があったので借りた。芸達者というか、器用な感じのす…

『ミナミノミナミノ』秋山瑞人

読みました。ええええええっ、ていうところで話が終わってるんで早急に2巻出してください待たせたら承知しねえぞと。主人公は大人に対してはそつなく行動できるのに、同年代の人間だとうまくやっているように見えて肝心なところで外してしまう、とかそういう…

『インディヴィジュアル・プロジェクション』阿部和重

読みました。たぶん阿部和重の著作の中でいちばん有名なのがこれなのでは。表紙に使われている常盤響による下着姿の女の子の写真が、今まで阿部和重を敬遠してきた理由のほとんどすべてなわけですが何てもったいなことをしていたんだ。この表紙は誤解を招き…

『ニッポニアニッポン』阿部和重

いくら繁殖期だからとはいえ、いったい何という強欲な、浅ましい家畜どもであろうか! 俺は未だにただの一発もやったことのない、ずぶの童貞だというのに! 読みました。ぷち阿部和重まつり実施中。高校中退、行くあてもなく東京に追放された鴇谷春生が「ニ…

『ABC戦争 plus 2 stories』阿部和重

ずいぶん前に買って少し読んだきり放置していたのですが、いい機会なので最後まで読みました。以前は、ほとんど改行のないスタイル、読んでいて何の話かまったくわからない、といったところにつまずいて入り込めなかった覚えがありますが、今読んでみたら全…

本屋大賞

10作品決まったようで。全部読むのは金銭的にも時間的にも無理なのがわかっていたのでエントリーはしませんでした。既読は『夜のピクニック』『チルドレン』『袋小路の男』『私が語りはじめた彼は』の4作品。『夜のピクニック』は確かにおもしろかったけれど…

『All You Need Is Kill』桜坂洋

読みました。出た直後は結構あちこちで名前を見かけたけれど、1月も経てば……、という感じですね。悪くない。悪くないどころか、十分におもしろい。繰り返される時間をどのように使うか、なぜ繰り返されるのか、どうやったら抜け出せるのか、そのどれもが、あ…

『終わりのクロニクル 4<下>』川上稔

読みました。読んでるんだけど、読んでるんだけど、相変わらず意味がわからない……。物語の半分くらいは理解できてないと思う。頭が悪いのか相性が悪いのか、それでもおもしろいんだから不思議です。終わりのクロニクル 4(下) AHEADシリーズ (電撃文庫)作者: …

デザイン変更。

ブログっぽくしたくなったので。サイドバーがんがん入れたよ。もっとまともなプロフィールにしたいけどどうにもこうにも。

『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 10』

DVD

のわー、すげえいいところで終わってるー。少佐初めて負ける、とか、いよいよクゼとの関係が明らかになるのか、とか、いろいろあるけど、クゼをこれからどのように描いていくのかがいちばん気になります。もうそのまんまチェ・ゲバラ的な英雄にしてしまうの…

『ドッグヴィル』

DVD

観ました。ラース・フォン・トリアー監督作品は初めて。この映画の鍵はラスト30分で連呼される「傲慢」という言葉だと思う。グレースも傲慢ならその父親も傲慢で、トムをはじめとしたドッグヴィルの人々も傲慢だ。弱さゆえに人を傷つけてしまうどうしようも…

芥川賞と直木賞の受賞作を予想してみる。あの、候補作ひとつも読んでませんけど。古処も途中まで読んで投げっぱなし。まあいいや。芥川賞は、何でいまさらの阿部和重「グランド・フィナーレ」が本命なのかもしれないけど、本の売りやすさから言って白岩玄「…

録画しておいた「爆笑問題のススメ」を見る。乙一の喋り方は相変わらずだが、自分にとってはあまり違和感がない。立て板に水で話す人は聞いていて疲れるから、あれくらいで別にいいと思う。というか時間短すぎないか。もっとつっこんだ話が聞きたかった、と…

<私信>わかった。貸す。借りたのも探しとく。</私信> 私信更新も何なので、今日言われたきつい一言。「あなたにはまろやかさが足りない」。ふーん……。

2004年何冊読んだかな。

数えるの忘れてました。156冊で、2003年と一緒でした。うちミステリは54冊。ライトノベルは41冊。ジャンルわけするとやっぱりミステリをいちばんたくさん読んでいるのでまだミステリ系サイトを名乗ってもいいですか?

『ゴールドシンガー』及川光博

2004年は及川さんブーム再燃してました個人的に。このカバーアルバムもいかにも及川さんらしいキラキラしたせつない楽曲で埋められています。岡村ちゃんの「聖書」のカバーがいちばん楽しみだったのですが、さすがにアレンジしきれてなくてオリジナルには勝…